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24×18㎝
全19丁
【題箋】中央に墨書で『はいかいぬす人 全』
【内容】序(冒頭)は狂言舞台での主と太郎冠者との掛け合いで始まる。
やいやい太郎くわしや有か お前におりまする
汝よひ出す余の儀てない此ころあなたこなたのお能はにきやから事てないか……中略……謡の名を一句の頭先にをき字とめにしてはいかいの哥仙をして見せいと仰出された…中略………扠此外題をはいかいぬす人と付ふ 申それは連哥賊←→賦て御さろ やい連哥と云ふ物は中々なるものでない我は俳諧さへ不得手なれとも古より人々のなされ置れたる作りを取ててせうとおもふに依てはいかいぬす人と云・・・・・・・・・後略。【出品本には「賊」の旁の縦棒が二本になっている】
つまり、最近謡が流行っているのでその「能」の題名を入れて哥仙を作れといわれ、その題を『俳諧盗人』と付けたと、太郎冠者に言った。ところが、それは「連哥賦(物(ふしもの)」と訂正されたので、その言い訳を色々並べ立てた。自分にとって「能」も「連歌」も素人、俳諧ならば古くから多くの人々の作品があるので、それを「取る」つまり「盗る」と云事で、「はいかいぬす人」としたのだと。
出品本の「題」に関しての説明であるわけだが、主が「能」や「連歌」については素人。だから「俳諧」を選んだと言う理由と、太郎冠者が言った(書いた)「連哥賦」の「賦」を「賊」と見間違えた(つ想定した)節がある。「賊」は「盗賊」、つまり「ぬす人」である。
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(序)冒頭 狂言の体 1丁表
春 2丁裏
夏虫獣? 4丁表
秋魚鳥 5丁表
冬草木 6丁裏
闍?財 7丁裏
職人盡 9丁表
前書
春
源平総?揃? 夏 10丁裏
見立鳥 秋 11丁裏
東山遊興献立 冬 12丁裏
國盡(仮名)14丁表~15丁表
或る人國の名残二ツ入て巻にせよと云々
六十六ケ國+五つの嶌を加へて七十二之数を合せ侍る
16丁表~19丁裏 前部と趣が異なる。
18丁裏 には
諸病本復之賀の句があり、
末尾に
享保三(1718)戌仲冬
同六(1721)天?辛丑初冬写
三厘ノ灸嵐 19丁表
とある。
挿絵が二葉ある。
一葉目は前述。
二葉目は 遠遍?ノ氣案 と上部にあって、
衣を頭に被った侍の絵。
【因みに】「遠遍?ノ氣案」は17丁表 末尾の句の作者のようである。その右隣には「三厘ノ灸嵐」が見える。
風邪ひかふうなしのさむ気たつとみて
鼻ひぬ先に歸る弱人 17丁裏
【刊期等】
18丁裏
諸病本復之賀
やみぬけて明れは匂ふ
屠蘇の香も
ゑんめいさんと
きくそめてたき
享保三(1718)戌仲冬
同六(1721)天?辛丑初冬写
三厘ノ灸嵐 19丁表
三里に灸をすえる図
裏表紙裏に
文久二(1862)壬戌年
霜月下旬
川野慶?
※全体的に、経年によるくすみ、汚れあり。
※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。
※梱包材の再利用に努めています。ご理解下さい。
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