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三斎流の点前書、三斎流第六代の荒井一掌(閑市庵古帆)から同八代の高井又右エ門(草休)に宛てた茶道の秘伝書です。置合図には、縦・横・斜線が付記され、道具の置き場所、点前座の位置などを明示している記載方法が目につきます。
炉の置合せ(30図)が中心(風炉3図)でありますが、図の中には、以前に出品した一尾流の茶書「初心書(茶之湯法/上下、国会図書館にも同じ内容の「一尾流之書」下巻のみが収蔵されています。)に酷似したものが散見されます。一尾伊織は三斎流の第2代ですから、その系譜に連なる荒井一掌の点前書の内容が似ているのは自然のことかと思います。
「茶書の系譜(筒井紘一著)」の付録、茶書総覧によると、本書と同じ宝暦9年書写の写本として、閑市庵一掌の「三斎公御流儀風炉之書」が今日庵文庫にあるとされています。本書は炉が中心ですから、元々は今日庵文庫の所蔵本と対になっていたものでしょうか。
共表紙の裏表紙には「茶の湯とは」で始まる利休の和歌と、「茶の道は」で始まる宗旦の和歌と、朱書きで野本某による自らの和歌が記載されています。
サイズ26.5×18.5cm、仮綴じ、墨付22丁。
三斎流茶道に興味をお持ちの方に、研究用資料として御勧めいたします。
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