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本器は1970年代にキット品として販売され、その後、英国内で使用・保守されたものです。
キット品につき、メーカー量産品やプロの楽器作家が製作したものとは違い加工精度が低い部分も散見されます。
ヒストリーとしては、英国で使用され2019年に私が日本へ輸入し、人工漆のカシューで全体塗装、その他整備・調整いたしました。小傷や多少の塗りムラはありますが、自分なりにきれいに仕上がったと思っております。
現在、普通に音出し可能で調律も止まっており断弦箇所もありません。チェンバロの調律は日常的に行う必要がありますが、電子チューナーを使えば容易かと思います。本器は設計値バロックチューニングの415hzで調律してあります。断弦に関しては頻度は高くありませんが、断弦の際は基本的にヴァイオリンやギターのようにセルフ交換になりますこと誤認識下さい。弦は細めの単線で慣れれば難しいものではありません。
おおまかのサイズは、長さ150㎝×幅76㎝×高さ70㎝ 重量は計る手段が無いのですが30キロ位かと思います(架台を除く)。
架台は5キロくらいでしょうか。チェンバロは音量が小さいので、マンションや深夜でも余り気兼ねなく弾くことができますし、美しい楽器はインテリアを引き立てます。比較的軽量ですので移動もできサロンコンサートにも適しています。弦楽器のように楽器として永く愛着を持って接して頂けると思います。鍵盤数は51keyです。バロック音楽だけでなく音域が広くない作品であれば色々なジャンルを楽しめるかと思います。キータッチは軽く、ピアノのように鍵盤を叩くのではなく押さえるイメージですのでご年配の方にもお勧めです。
以下、今後の課題です。
1,プレクトラム(爪)をお好みに作り直し整音すると、音量や音色が更に揃います。
2,複数枚を長手方向に貼り合わされた響板の最高域部の接着面が剥がれて段差になっている。⇒現状、異音等の問題なし。
3,チューニングピンに高さや整列に不揃いがある⇒音は止まっており現状のところ、ピンが急に緩む不具合は出ていません。
4,架台が華奢で揺れやすい⇒補強を入れると良いです。架台と本体は固定されていません。
できましたら、今後ご趣味としてご自分でメンテナンスに取り組んでいただける方にお譲りしたいと思います。
下記付属品です。
スペア新品ジャック6本
デルリン製の未加工プレクトラムシート。プレクトラムが150~200個くらいは取れると思います。
チューニングハンドル含有安全氣囊的方向盤,無法協助運送購買,若無含安全氣囊,按下確認即可下標。・電子チューナー
印刷が薄く破れがある設計図
※弦は国内外の調達先をご紹介します。
お引渡商品有可能只能自取,自取費用相當高,請查看頁面確認しに際しましては、下記の事項を御熟読下さい。
チェンバロは美術的価値もある手工品でデリケートな楽器で、一般の運送会社での配送は困難です。
ピアノ輸送業者に依頼するとかなり高額になるかと思われ現実的ではありません。
従いまして、原則、御落札前に現物状態を確認頂き、お気に召されれば、ご成約⇒ご決済⇒その場で商品お引取り頂きたく思います。軽バンにも載ります。
下見現物確認なしでの御落札・御決済も可能ですが、お引き取り時点でのキャンセル・ご返金・お値引きはお断りいたします。
可能な限り下見をお願い申し上げます。但し、ご遠方や車両事情で下見や直接引取りができない方につきましては、目安として
九州島内(沖縄県除く)10,000円、中国・四国エリア20,000円、関西圏40,000円、東海圏50,000、関東圏まで60,000円で格安納品させて頂きます。単身で伺いますので設置のお手伝いをお願い致します。できるだけご落札者様のご意向に沿いたく考えておりますのでご相談ください。尚、御落札以降のキャンセルはお断り申し上げます。
海外品の家庭用スピネットやシングルチェンバロやクラヴィコードは日本国内での希少性が高く、国産TOKAI製のスピネットなどは時折出品を見かけますが、欧州物は個人売買では余り出てこないと思われます。当方はコレクターであり保証をお付けすることはできませんので現状渡しとなります。
可能な限り知識の範囲内で、ご質問には丁寧にご回答申し上げたいと考えておりますのでお気軽にお問い合わせください。
普段の暮らしに豊かな彩りを添えてくれる、チェンバロを是非ご検討ください。
ユーチューブに簡単な動画をアップしました。リンク先を貼り付けております。
以上、ご検討を宜しくお願い申し上げます。